東京都内の美術品販売会社の年末の大掃除事例
東京都内の美術品販売会社にて、年末の大掃除として床のポリッシャー清掃やガラス・ショーケースの拭き清掃、カーペット・ソファの洗浄を実施しました。
この記事では、店舗内を隅々まで清潔に保つプロ清掃の手順や工夫、床材・カーペット別の洗浄方法などを現場目線で詳しく解説します。
ギャラリーやショップの清掃品質を高めたい方にとって、参考になる施工事例です。
クライアントからの依頼背景としては、年末の大掃除をプロに依頼し、自分たちでは手が届かないところも含め隅々まで徹底的にきれいにしたい、とのご要望でした。
普段は自社スタッフで簡易な清掃を行っていたものの、一年分の汚れが蓄積してしまい、床の黒ずみやショーケース上の埃が目立ち始めたとのことです。
特に床面の汚れとショーケースや展示棚の埃をしっかり落とし、お店に来店されるカイカイキキのファンのお客様に気持ちよく過ごしてもらいたい、というのがご希望でした。
当日の作業
作業当日は朝8時半に現場入りし、まず担当者様と一緒に清掃箇所の確認と準備を行いました。
事前にお客様側で備品や展示品の移動をしてくださっており、壁際のディスプレイに並べられたフィギュアや絵皿、ぬいぐるみなどの美術品は安全のため全て別室へ避難済みです。
この協力のおかげで、私たちは清掃に集中でき、貴重な品物を汚したり破損したりするリスクを抑えることができました。
清掃開始前に水回りと電源の位置も確認します。
事務所内のシンクから水を使用し、ポリッシャーやリンサー(カーペット清掃機)など機材の電源は事務所および店舗内のコンセントをお借りしました。
古い建物で配電容量が心配でしたが、同時に多くの機械を使いすぎないよう注意しながら進めました。
まずは床のポリッシャー清掃から取り掛かりました。
古い木造居酒屋のようなフローリングの部屋もあれば、コンクリート打ちっぱなしの展示スペースもあり、部屋ごとに床材が異なります。
木床のエリアでは床材を傷めないよう、中性洗剤を薄めた洗浄液とソフトタイプのパッドを使用して優しく洗浄しました。
一方、コンクリート床の展示スペースでは多少洗浄力の高いアルカリ性洗剤を用い、ポリッシャーでしっかりと磨き上げました。
一年間蓄積した黒ずみ汚れがみるみる除去され、洗浄後の汚水を回収するとバケツの水が真っ黒になるほどでした。
ポリッシャーが届かない端や隅の部分は、ハンドブラシと雑巾で手作業の拭き清掃を行います。
特に壁際や家具の設置箇所周辺にはほこりやゴミが溜まりがちなので、丁寧にかき出して吸引しました。
床全体の洗浄が終わった後は、水拭きと乾拭きを念入りに実施し、洗剤分を残さないように仕上げています。
これによって、フローリングには木目がはっきりと映え、コンクリート床は本来の明るいグレーの色味が蘇りました。
各所の清掃
次に店舗のガラスや鏡、ショーケースの清掃です。
入口ドアや展示ケースのガラス面には手垢やほこりが付着しており、専用のガラスクリーナーとスクイージー、マイクロファイバークロスを使って拭き上げました。
ガラス面は拭き残しや拭き筋が残らないよう、プロならではのS字描きでムラなく清掃しています。
また、大型の鏡が店内に設置されていましたが、表面にアートプリントが施されている特殊なものでしたので、剥離や色落ちのリスクを考慮し今回は手を触れていません。
プロの判断として、リスクが高い箇所は無理に清掃せず現状維持とし、必要であれば専門業者に任せるようご提案しました。
ショーケースや棚の埃落としも徹底しました。
展示スペースの壁側に並ぶ棚は、お客様が展示品を全て退避してくださったため、棚板から支柱まで隅々まで拭き掃除が可能です。
まずハンドモップやハンディ掃除機で埃をやさしく除去し、その後固く絞ったクロスで棚板やガラス扉の内側まで拭き上げました。
日頃は展示物が陳列された状態で簡易清掃しかできませんが、今回は空の状態だからこそ細部まで対応でき、棚板の光沢が戻りガラスケース内部も照明が一段と映える仕上がりになりました。
最後に、モケット調の布張り椅子やソファ、それにラウンジルームのカーペット清掃を行いました。
ワインレッドのソファは生地を痛めない中性洗剤を使い、布地専用のブラシで擦った後に濯ぎと吸引をリンサーで丁寧に繰り返します。
座面にこびりついていたシミや黒ずみも徐々に浮き上がり、汚水タンクに吸い込まれていきました。
全面カーペット敷きの部屋では、業務用のカーペットリンサーを使用して繊維の奥まで洗浄しました。
事前に真空掃除機でしっかりゴミやホコリを吸い取ってから洗浄液を噴霧し、ブラシで生地を梳かすように洗ってから汚水を回収します。
回収した汚水は想像以上に黒く濁っており、日常清掃では落としきれない蓄積汚れがこれほどあったのかと私自身も驚かされました。
カーペット清掃後は送風機とエアコンを活用し、乾燥を促進させます。
冬場の作業でしたが天気にも恵まれ、窓を開けて換気しながら数時間乾燥させることで、夕方にはほぼ乾いた状態になりました。
清掃後のラウンジはカーペットの発色が明るくなり、ソファも本来の鮮やかな色合いを取り戻しています。
お客様にも仕上がりを確認いただき、座ってみて「新品同様に気持ちいい」とお褒めの言葉をいただきました。
まとめ
今回の清掃作業を通じて、普段見落としがちな箇所にも汚れが蓄積していることを改めて実感しました。
特にカーペットや布製ソファは見た目以上に汚れており、専門機材を使った洗浄で本来の清潔さを取り戻せることを実証できました。
また、床材や素材ごとに適切な洗剤・道具を選ぶ大切さも痛感しています。
現場の状況に応じて柔軟に方法を変えることで、安全かつ効果的に清掃品質を高められると再認識しました。
プロならではの気付きとしては、リスクのあるプリント鏡を無理に触らない判断ができた点で、経験に基づく判断力の重要性も感じています。
本記事では、東京都内にある美術品販売会社における年末大掃除の清掃工程を現場目線で詳細に解説しました。
一年間蓄積した汚れも、プロの手による徹底清掃でここまで綺麗にできるという実例がお分かりいただけたかと思います。
アート作品や高級調度品を扱う空間では、美観維持と資産保護の観点から定期的なプロ清掃が不可欠です。
私たちも今回の経験から、多様な空間に対応できる技術力と注意深い作業の大切さを再確認しました。
年末の大掃除は新年を気持ちよく迎えるための大切な節目ですので、清掃のプロに任せることで安心・安全かつ高品質な環境リフレッシュが可能になるでしょう。