千葉県老人ホーム厨房でのグリストラップ残飯カゴ交換作業報告
2025年6月、午前9時から約1時間かけて千葉県内のある老人ホーム調理室にて、グリストラップ カゴ交換作業を実施しました。
この記事では、厨房設備の衛生と排水機能を維持するためのグリストラップ残飯カゴ交換の手順やポイントを現場目線で詳しく解説します。
老人ホームなど施設の厨房管理を任されている施設長や職員の方々にとって、実践的で役立つ施工事例となるでしょう。
また、「グリストラップ カゴ交換」や「老人ホーム グリストラップ」といったキーワードで情報を探している方にとっても、有益な現場情報を提供します。
現場の状況(交換前)
- グリストラップのカゴ網部分が生ごみで詰まり、全体が黄ばんで変色していた。
- カゴ上部には黒カビがびっしり繁殖し、内側も外側もカビで覆われていた。
- その結果、水切り(排水)機能がほとんど失われていた。
カゴ自体も劣化が進んでおり、洗浄のみでは十分に機能を回復できない状態でした。
そのため新品への交換が必要と判断しました。
グリストラップカゴ交換の作業手順
- 作業前準備:
厨房シンクの使用を一時止めてもらい、作業箇所周辺に養生シートを敷きました。
また、防臭マスクや厚手のゴム手袋を着用し、安全と衛生に十分配慮します。 - 蓋の開放:
厨房床の縞鋼板製グリストラップ蓋2枚のうち、作業に必要な1枚を慎重に取り外しました(床は薄緑色のタイル張りです)。
蓋は重量があるため、ゆっくりと持ち上げ周囲にぶつけないよう注意します。 - カゴの取り外し:
強い悪臭に備えつつ、汚れた残飯カゴをゆっくりと引き上げました。
カゴの網目には生ごみや油脂の塊が詰まっており、引き上げる際に汚水が飛び散らないよう細心の注意を払っています。
取り出したカゴはすぐにビニール袋に入れて密閉し、施設の廃棄物規則に従って処分しました。 - 新品カゴの設置:
用意していた新品の残飯カゴ(神奈川ステンレス社に特注製作、製作費約5,100円・税抜)を所定の位置に収めました。
銀色に輝く新品カゴがぴったりと嵌合し、適切に機能することを確認しました。
溜まっていた汚水もしっかりカゴ内で受け止められ、排水がスムーズになりました。 - 蓋の復旧と最終確認:
内部に大きな異物が残っていないか確認し、新しいカゴが正しく機能するかテストしました。
問題がないことを確認したうえで、取り外した蓋を元通りに閉め、周囲の床面を清掃して作業完了です。
最後に厨房職員の方へ状況を報告し、内部の油脂汚れやカビも確認されたため早急な清掃を提案しました。
まとめ
本記事では、千葉県内の老人ホーム厨房におけるグリストラップ残飯カゴ交換作業の工程とポイントを詳細に解説しました。
カゴが汚れで機能不全に陥ると、排水不良や悪臭といった衛生上の問題につながることを現場作業を通じて改めて実感しています。
厨房の衛生管理や排水設備の保守の観点から、老人ホームなど福祉施設でもグリストラップの定期清掃と必要に応じた部品交換をプロに依頼し、清潔な環境を維持することが不可欠です。
実際、グリストラップ内部に蓄積した油脂の塊や黒カビは放置すると害虫発生の原因にもなり得るため、早めの清掃対応が望まれます。
今回のケースを通じて、目に見えない厨房設備のメンテナンスの重要性を再確認できました。
現場経験にもとづく知見が、施設管理に携わる皆様の業務改善に少しでもお役立ていただければ幸いです。