ツタ除去後の外壁補修は必要か?状態別メンテナンスの方法を解説

2026/01/16

壁を覆っていたツタを除去し、安堵していませんか。しかし、そのすっきりした壁の裏側で、見えない劣化が進行しているとしたら…?

ツタ除去後の外壁放置は、実は大変危険です。「ツタの跡はどうすれば消えるの?」「ひび割れがあるけど、自分で直せる?」「業者に頼むといくらかかるんだろう?」そんな新たな不安や疑問が次々と湧き出ている方も多いのではないでしょうか。

実はツタを除去した後の外壁ですが、放置すれば、将来的に高額な修繕費用が必要になることも多々あります。

この記事では、建物を長期的に守るために不可欠な外壁補修の全知識を、専門家の視点から徹底解説します。

放置するリスクから、状態別のメンテナンス方法、費用相場、信頼できる業者選びのポイントまで、あなたの疑問に全てにお答えし、最適な解決策を提案しますので、ぜひ参考にして下さい。

この記事で分かる4つのポイント

  • なぜツタ除去後に外壁補修が必要なのか、その理由と放置する具体的なリスク
     
  • 外壁の状態に応じた適切なメンテナンス方法と、補修にかかる費用相場
     
  • 自分で補修を行う場合の限界と、安全に行うための注意点
     
  • 後悔しないために知っておきたい、信頼できる専門業者の選び方

 


目次

なぜ必要?ツタ除去後 外壁補修を放置するリスク

  • 放置は危険!ツタ除去後 外壁補修の理由
     
  • 補修をしないとどうなる?建物の寿命が縮む
     
  • ツタが招くコンクリートの劣化と雨漏り
     
  • 美観と資産価値を守る補修の効果とメリット
     
  • 外壁の状態別に最適なメンテナンスとは

具体的なツタ除去後 外壁補修の方法と業者選び

  • 補修の具体的な方法と手順を解説
     
  • 自分でできる補修の範囲と注意点
     
  • 安心感が違う!プロが行う作業内容
     
  • 補修の費用相場と工事にかかる頻度
     
  • 失敗しない専門業者への依頼ポイント​

ツタ除去後の外壁補修は必要か?状態別メンテナンスの方法の総


なぜ必要?ツタ除去後 外壁補修を放置するリスク

放置は危険!ツタ除去後 外壁補修の理由

ツタ除去後の外壁補修は、建物の健康維持に不可欠です。なぜならツタは、私たちが思う以上に根や吸盤で外壁を傷つけているからです。

ツタの根や吸盤は塗装を剥がし、コンクリートの微細なひび割れに侵入して内部から壁を破壊します。除去後に残る跡は、単なる汚れではなく壁が受けたダメージの証拠です。

また、ツタが壁を覆うと壁面は常に湿った状態になり、カビや苔、外壁材の劣化を招きます。特に冬場は、内部の水分が凍結・融解を繰り返す「凍害」のリスクが高まります。

専門家によると「凍害は、水分が氷になる際に体積が約9%膨張して発生し、コンクリート表面を剥離させる」ため、構造的な強度低下にもつながります。

このため、ツタ除去後はダメージ箇所を特定し、適切に補修することが建物の寿命を延ばす上で大切です。放置は、見えないところで建物の寿命を静かに蝕んでいく行為に他なりません。


補修をしないとどうなる?建物の寿命が縮む

ツタ除去後の補修を怠ると、建物の寿命を縮める様々な問題が起こり得ます。

最も懸念されるのは「雨漏り」です。ツタが作った微細な亀裂から雨水が侵入し、断熱材を濡らし、木造部分の柱や梁を腐食させる可能性があります。水分を含んだ断熱材は機能が低下し、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。

構造体が腐食すれば、建物の耐震性は著しく低下します。木材は含水率30%超で腐朽菌が繁殖しやすくなり、強度が大幅に低下します。地震の多い日本では深刻な問題です。また、湿った木材はシロアリを呼び寄せ、被害が拡大すれば倒壊の危険も出てきます。

被害が構造躯体にまで及ぶと、補修費用は数百万円単位に跳ね上がることも珍しくありません。これは外壁塗装の費用とは比較にならないほどの大きな経済的負担となります。

さらに壁内部の湿気は、アレルギーや喘息の原因となる室内カビを誘発します。特に黒カビ(クロカワカビ)は、健康への影響が懸念される代表的なカビです。

このように、小さな亀裂の放置が、建物の構造から住人の健康、さらには光熱費の増大まで、深刻なトラブルにつながるのです。


ツタが招くコンクリートの劣化と雨漏り

ツタがコンクリートに与えるダメージには、物理的・化学的な側面があります。

 

【物理的なダメージのメカニズム】

ツタは気根(きこん)という細かい根をひび割れに侵入させ、成長と共に内部から押し広げます。これがコンクリート表面が剥がれ落ちる「爆裂」の一因となります。

また、強力な吸盤を無理に剥がすと、塗装膜やコンクリート表面まで剥がしてしまい、保護層を失った壁の劣化を早めます。

この保護層が失われると、コンクリートは紫外線や酸性雨の影響を直接受けることになり、劣化スピードが格段に上がります。

 

【化学的なダメージと雨漏りの関係】

ツタの根は酸性の物質を分泌し、コンクリートの中性化を促進させます。

コンクリートは本来pH12~13の強アルカリ性で内部の鉄筋を錆から守っていますが、中性化してpH10を下回ると鉄筋が錆び始めます。錆びた鉄筋は体積が2.5倍に膨張し、内部からコンクリートを破壊します。

これらのダメージで生じたひび割れや欠損は雨水の侵入口となり、雨漏りを引き起こします。ツタが繁茂していた壁は、見た目以上に雨漏りのリスクが高いと認識すべきです。


美観と資産価値を守る補修の効果とメリット

ツタ除去後の外壁補修は、建物の安全確保以外にも多くのメリットがあります。

最大のメリットは、美観を回復し資産価値を維持・向上させる点です。ツタの跡や塗装が剥がれた外壁は古びた印象を与えます。

ある不動産鑑定士は「目に見える劣化は、中古住宅の査定額を5~10%下げる要因になり得る」と指摘します。しかし、適切な補修と再塗装で美しい外観を取り戻し、資産価値の低下を防ぐことができます。

購入希望者にとって、外壁の状態は建物の管理状態を判断する第一印象となるため、その影響は計り知れません。

また、早期の補修は長期的な修繕コストの削減にもつながります。小さなひび割れを放置した結果、数百万円の大規模修繕が必要になるケースも少なくありません。定期的なメンテナンスは、結果的に維持管理費用を抑える賢明な投資です。

さらに、健全な外壁は「この家は大丈夫か」という不安を解消し、住む人の精神的な安心感にもつながります。美しい外観は、日々の暮らしに彩りを与え、我が家への愛着を一層深めてくれるでしょう。

また、手入れの行き届いた家は、街並み全体の景観向上にも貢献し、地域社会に対するポジティブな印象を与えます。


外壁の状態別に最適なメンテナンスとは

ツタ除去後の外壁は状態が様々で、それぞれに応じた最適なメンテナンスが必要です。

 

【軽微なひび割れ(ヘアークラック)】

国土交通省のガイドラインで幅0.3mm以下と定義される「ヘアークラック」は、DIYでの補修も可能です。プライマー塗布後、変成シリコン系コーキング材を充填します。ただし高所作業は危険なため専門業者への依頼が安全です。

 

【構造クラックや塗装の剥がれ】

幅0.3mm超のひび割れ(構造クラック)や広範囲の塗装剥がれは、専門業者による補修が必須です。構造クラックは、ひび割れに沿ってU字型に溝を掘る「Uカット」処理を行い、シーリング材を奥までしっかり充填するなど、専門的な処理が必要となります。

 

【コンクリートの欠損や爆裂】

コンクリートの欠け落ちや内部鉄筋の露出は、劣化がかなり進行している証拠です。脆弱部を除去し、鉄筋の錆を落として防錆処理を施した後、ポリマーセメントモルタルで埋め戻すなど高度な技術を要するため、経験豊富な専門業者に依頼してください。

いずれも自己判断は禁物です。専門家の診断を受け、最適なメンテナンス方法の提案を受けることが問題解決の第一歩です。

効果的にツタ除去後の外壁補修を行うには、プロの業者に依頼して、専門的なサービスを受けることが推奨されます。プロの持つ専門的な知識と経験値で、確実にツタ除去後の外壁を補修してくれます。


熟練の職人による最高級の仕事

Kirei One」では、外壁補修を全都道府県で行っており、専門知識を持つ、経験値の高いスタッフを揃えています。
様々なお客様から依頼をいただいており、外壁補修以外にも住宅に関する技術と経験・お客様満足度は清掃業界内でも随一という自負を持っています。
常に適正なお見積もりを心掛けていますので、外壁補修を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。

詳しくはこちら


具体的なツタ除去後 外壁補修の方法と業者選び


補修の具体的な方法と手順を解説

専門業者が行う外壁補修は、一般的に以下の手順で進みます。全体の流れを把握しておくと、業者の説明が理解しやすくなります。一般的な30坪程度の住宅で、工事期間はおおよそ10日~2週間が目安です。

  • 足場の設置と養生
    安全・効率的な作業のため足場を組み、塗料飛散防止のメッシュシートや養生シートで周囲を保護します。
     
  • 高圧洗浄
    10~15MPa程度の圧力で、ツタの跡や古い塗膜、汚れを洗い流し、下地を清浄にします。
     
  • 下地処理
    洗浄後に壁を点検し、塗膜の浮きを剥がしたり(ケレン作業)、ひび割れを補修したりします。仕上がりと耐久性を左右する最も重要な工程です。
     
  • 下塗り
    下地と上塗り塗料の密着性を高める「シーラー」などを塗布します。この工程を省くと、早期の塗膜剥離につながります。
     
  • 中塗り・上塗り
    仕上げ塗料を2回に分けて塗り重ね、塗膜に厚みを持たせて塗料の性能を最大限に引き出します。各塗装工程の間には、塗料メーカーが指定する適切な乾燥時間を設けることが不可欠です。この乾燥時間を守らないと、塗膜の性能が十分に発揮されず、早期の膨れや剥がれの原因となります。
     
  • 最終確認と足場の解体
    塗り残しやムラがないか厳しくチェックした後、養生を剥がして足場を解体、清掃して完了です。

自分でできる補修の範囲と注意点

費用面からDIYを考える方もいるかもしれませんが、対応できる範囲は非常に限定的で、多くのリスクを伴います。

DIYで可能なのは、地面から手が届く範囲の幅0.3mm以下のヘアークラックをコーキング材で埋める程度です。
 

しかし、DIYには以下の注意点があります。

  • 高所作業の危険性
    厚生労働省の統計では、建設業の死亡災害の約4割が「墜落・転落」です。高さ2m以上の脚立でも重篤な事故につながるため、素人の高所作業は絶対に避けるべきです。
     
  • 不適切な処置による悪化
    状態を誤診し不適切な補修を行うと、症状を悪化させる恐れがあります。表面だけ塞いでも内部で劣化が進行するケースもあります。
     
  • 仕上がりの品質
    プロのような均一で美しい仕上がりは難しく、補修跡が目立ち美観を損ねがちです。また、既存の壁と色を完全に合わせるのは至難の業で、補修箇所だけが浮いて見えることも少なくありません。
     
  • 材料選定の難しさ
    ホームセンターには多種多様な補修材がありますが、外壁材の種類や劣化状況に合った最適な材料を素人が選ぶのは困難です。間違った材料を使うと、すぐに剥がれたり、ひび割れが再発したりする原因になります。
     

これらの点から、軽微な補修でも専門業者に任せるのが最も安全・確実です。安全と建物の将来を考えれば、プロに依頼する価値は十分にあります。


安心感が違う!プロが行う作業内容

プロの作業は単なる補修・塗装に留まらず、DIYでは真似できない専門性と安心感があります。

 

【的確な診断能力】

建物の構造や環境、劣化度合いからひび割れの原因を見極め、根本的な解決策を提案します。赤外線サーモグラフィーなど専門機材を用いて、目視では分からない壁内部の水分状態や雨漏りの兆候を発見することもあります。

 

【最適な材料の選定】

外壁材や既存塗膜との相性、希望する機能(遮熱、防カビなど)に応じて、数多い塗料から最適なものを選択します。

例えば、湿気が多い北側の壁には防カビ・防藻性能の高い塗料を提案するなど、部位ごとに最適な材料を使い分ける知識と経験があります。

 

【高度な技術と専用機材】

専用機材を使いこなし、効率的で均一な施工を実現します。特に手作業の工程では、職人の経験が仕上がりと耐久性を左右します。

 

【安全管理と近隣への配慮】

労働安全衛生法に基づく安全管理を徹底し、作業前には近隣へ挨拶回りを行うなど、トラブル防止にも配慮します。

これらが、DIYでは得られない高い品質と長期的な安心感につながります。


補修の費用相場と工事にかかる頻度

外壁補修の費用は、補修範囲や建物の大きさ、使用材料で大きく変動します。

 

【補修内容別の費用相場(目安)】

  • 足場設置
     約800~1,200円/㎡
     
  • 高圧洗浄
    約200~400円/㎡
     
  • ひび割れ補修(コーキング)
    約1,500~3,000円/m
     
  • 外壁塗装(シリコン塗料の場合)
    約2,000~3,500円/㎡
     

例えば、延床面積30坪(外壁面積約120㎡)の住宅で一連の工事を行った場合、総額80万円~130万円程度が目安です。これは住宅リフォーム推進協議会の調査における平均費用とも近い水準です。

また、使用する塗料のグレード(シリコン、フッ素など)や、遮熱・断熱といった付加機能の有無、建物の形状の複雑さなども費用を変動させる要因です。

 

【補修工事の頻度について】

補修頻度は使用塗料の耐用年数で決まります。
 

  • アクリル塗料
    5~8年
     
  • ウレタン塗料
    8~10年
     
  • シリコン塗料
    10~15年
     
  • フッ素塗料
    15~20年
     

ツタによるダメージがあった壁は劣化が進みやすいため、補修後は5年に1度程度の専門家による定期点検をお勧めします。


失敗しない専門業者への依頼ポイント

質の高い補修工事には、信頼できる業者選びが不可欠です。失敗しないために以下の点を確認しましょう。

  • 建設業許可や関連資格の有無
    500万円以上の工事には「建設業許可」が必要です。「一級塗装技能士」は7年以上の実務経験が求められる国家資格で、高い技術力の証明になります。
     
  • 詳細な見積書の提出
    「工事一式」のような大雑把な見積書は要注意です。使用塗料の商品名や3回塗りの各工程が明記されているか確認しましょう。「下地処理」の内容が具体的に記載されているかも重要なチェックポイントです。
     
  • 複数の業者から相見積もりを取る
    必ず3社程度から相見積もりを取り、内容を比較します。ただし、極端に安い場合は工程省略などの可能性があるため、安さの理由を確認することが大切です。
     
  • 施工実績の確認
    業者のホームページなどで過去の施工実績を確認しましょう。同様のツタ被害からの補修事例があれば、より信頼性が高まります。
     
  • 工事保証やアフターフォローの体制
    工事後の不具合に備え、保証制度の有無を事前に確認します。保証内容が「塗膜の剥がれ」など具体的な事象に対して適用されるか、書面で確認することが重要です。自社保証や第三者機関の保証があるとより安心です。
     
  • 保険加入の確認
    万が一の事故に備え、「請負業者賠償責任保険」などの保険に加入しているか確認しましょう。これにより、作業中に誤って隣家を傷つけたり、通行人に怪我をさせたりした場合でも、保険で対応してもらえます。
     
  • 担当者の対応と契約内容の確認
    見積もり時の担当者の説明が丁寧で、質問に対して誠実に回答してくれるかも重要な判断材料です。また、最終的な契約書には、工事期間、支払い条件、保証内容などが明確に記載されていることを必ず確認しましょう。

これらの点を総合的に判断し、信頼できるパートナーを見つけることが工事成功の鍵です。


ツタ除去後の外壁補修は必要か?状態別メンテナンスの方法の総括


ツタ除去後の外壁補修を効果的に行いたい方にとって、プロの業者に依頼して、専門的なサービスを受けることは検討すべき内容です。

実際に利用されるお客様の視点から考えると、ツタ除去後の外壁補修がしっかりとなされ、安心感が上がる利点は大きいです。

また、ツタ除去後の外壁補修工事を丁寧に行うことによって、お住まいになる方の満足感にも繋がります。

実際に毎日利用される方にとって、これらの存在がいかに効果的か、お分かりになったと思われます。

「Kirei One」では、上に紹介したツタ除去後の外壁補修全般に関する作業を全都道府県で行っています。

常に適正なお見積もりを心掛けていますので、ツタ除去後の外壁補修サービスを希望される方や依頼を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。
 

この記事で解説してきた、ツタ除去後の外壁補修に関する重要なポイントを以下にまとめます。

  • ツタ除去後の外壁は見た目以上にダメージを受けている
     
  • 補修を放置すると雨漏りや建物の構造劣化につながる
     
  • ツタの根はコンクリートを物理的・化学的に破壊する
     
  • 外壁の劣化は建物の寿命を縮め、資産価値を低下させる
     
  • 適切な補修は美観を回復し、将来の修繕コストを抑制する
     
  • 外壁の状態によって最適なメンテナンス方法は異なる
     
  • 軽微なひび割れ以外は専門業者による補修が必須
     
  • プロの補修工事は足場設置から洗浄、塗装まで一貫して行う
     
  • DIYでの補修は高所作業の危険性や品質の問題がある
     
  • プロは的確な診断力と最適な材料選定、高度な技術を持つ
     
  • 補修費用は建物の大きさや劣化状況によって大きく変動する
     
  • 一般的な30坪の住宅では80万円から130万円が目安
     
  • 補修の頻度は使用する塗料の耐用年数に依存する
     
  • 補修後も5年に1度程度の定期的な専門家点検が望ましい
     
  • 信頼できる業者選びには相見積もりと詳細な見積書の確認が不可欠

 

高い顧客満足度!選ばれ続けてます!

Kirei One」では、上に紹介した外壁補修・大規模修繕をはじめ、住宅リフォーム・リペアに関する作業を全都道府県で行っています。

常に適正なお見積もりを心掛けていますので、外壁補修・大規模修繕を希望される方や依頼を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。


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