オフィスビルのエレベーターの金属扉のキズ補修

2024/12/12

監修者:Kirei One 編集部

オフィスビルのエレベーターの金属扉のキズ補修

ビルエレベーターの金属扉のキズ補修実績
築20年のオフィスビルにて、エレベーターの金属扉に生じたキズの補修工事を実施しました。本工事では、ステンレス素材の特性を考慮し、適切な補修方法を選択しました。以下、作業の詳細をご報告いたします。

1.現場調査と準備
エレベーター扉の損傷状態を詳細に調査し、キズの深さと範囲を確認しました。ステンレス素材に適した補修キットを選定し、必要な工具を準備しました。
作業エリアの確保
エレベーターの運行に支障をきたさないよう、以下の対策を講じました:
作業中は特定の階でエレベーターを停止。
作業エリアを養生テープで囲い、立ち入り禁止の表示を設置。
2.キズの研磨
浅いキズに対して、以下の手順で研磨を行いました:
極細目のサンドペーパーでキズ周辺を軽く研磨。
徐々に細かい目のサンドペーパーに変更し、表面を滑らかに。
3.深いキズの充填
一部の深いキズに対しては、以下の手順で補修を行いました:
キズ部分を清掃し、油分や埃を完全に除去。
ステンレス用の金属パテを充填。
パテが半乾きの状態で余分な部分を除去し、表面を平滑に。
4.表面処理
研磨とパテ充填後、以下の作業を行いました:
全体を極細目のサンドペーパーで軽く研磨し、表面を均一に。
専用のステンレスクリーナーで表面を清掃。
5.仕上げ研磨
ステンレス表面の光沢を復元するため、以下の作業を行いました:
専用のバフ研磨剤を使用し、電動ポリッシャーで研磨。
徐々に細かい研磨剤に変更し、鏡面仕上げに近づける。
6.防錆処理
補修箇所の耐久性を高めるため、以下の作業を行いました:
ステンレス用の防錆剤を薄く塗布。
乾燥後、柔らかい布で軽く拭き取り、表面を整える。
7.最終確認と清掃
補修完了後、以下の確認を行いました:
補修箇所の光沢や質感が周囲と違和感がないか確認。
エレベーター扉の開閉動作に問題がないか確認。
作業エリア全体を丁寧に清掃。
8.管理者への説明と引き渡し
ビル管理者に補修箇所の説明と今後のメンテナンス方法についてアドバイスを行いました。

本工事により、エレベーター扉の美観が回復し、オフィスビル全体の印象が向上しました。管理者からは「プロの技術に感心した」「補修箇所がわからないほど自然」といった声をいただき、高い評価を得ることができました。

この記事の監修者

  Kirei One 編集部

Kirei One編集部は、「すべてを、まとめてKireiに。」を合言葉に、暮らしや事業空間の“困った”を解決する事例を取材・編集するチームです。清掃・修理・リフォーム・大規模工事・生活サポートなど、Kirei産業の現場で活躍するパートナーとユーザーの声をもとに、正確でわかりやすい情報発信に努めています。
事例紹介記事では、担当部署や専門スタッフへの内容確認を行い、再現性のあるノウハウと、現場のリアルが伝わる記事づくりを心がけています。

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