埼玉県の小児科クリニック床洗浄事例
2026年2月、埼玉県の小児科クリニックにて、院内約200㎡の床を18:30〜21:30で機械洗浄しました。
ご依頼は「床をとにかくきれいにしたい」「でもワックスが本当に必要かは分からない」という状態から始まりました。
お客様は困りごとを話すだけで、どう進めるかの判断は私たちKirei Oneが引き受けました。
そこで私たちは、まず洗浄だけでどこまで変わるかを一緒に確認し、必要以上の作業を増やさない方針で進めました。
この記事で伝えることは、クリニックの床清掃で「何を見て判断し、どういう順番で作業すると失敗しにくいか」です。
誰に役立つかは、初めて清掃業者を呼ぶ医療施設の担当者様と、ワックスの要否で迷っている方です。
依頼背景とゴール設定
現地で強く感じたのは、小児科は「清潔に見えること」だけでなく「安全に歩けること」が同じくらい大事だという点です。
来院するのは小さなお子さんや保護者の方で、床がベタついたり滑ったりすると、それだけで不安になります。
今回のゴールは、床のくすみを減らして明るく見せつつ、濡れや洗剤分を残さず、安心して歩ける状態にすることでした。
お客様のご希望は「ワックスを塗るべきかも含めて判断してほしい」というものでした。
ワックスはつやが出ますが、塗れば終わりではなく、後で剥がす作業や塗り直しも必要になります。
初めての業者依頼でいきなり作業を増やすより、まずは洗浄で“土台”を整えて、必要なら次の段階で考える提案にしました。
Kirei Oneは言われた通りに進める何でも屋ではなく、必要なやり方をこちらで考えて提案します。
現地調査で確認したこと
床材は塩ビ系の床で、待合はグレーと白の模様、診察室と事務所は白ベース(場所によって木目)でした。
塩ビ系は表面の汚れが溜まるとくすみやすいので、汚れを浮かせて回収する洗浄が効きます。
現地調査では、目立たない場所で小さくテスト洗浄を行い、汚れの落ち方をお客様と一緒に確認しました。
現地調査は作業の約2ヶ月前に行い、当日の段取りと薬剤のにおい対策まで先に決めておきました。
床は消毒剤で一時的に菌の量が減っても、すぐ元に戻ることがあり、まずは埃や汚れを減らすことが大事という考え方があります。
だからこそ「広く強い消毒」を先にやるより、洗浄で汚れを落とし、必要な場所だけ適切に対応するほうが無駄がないと説明しました。
段取りと準備
作業範囲は院内すべての床面で、今回は床洗浄のみとしました。
備品は移動できるものをできるだけ動かし、重い物や固定されている物は無理に動かさない段取りです。
無理な物移動で事故や破損を出すのが一番もったいないので、ここは「動かす/動かさない」を最初に線引きしました。
使用機材はポリッシャー(床を回転ブラシで洗う機械)と、汚水を吸う掃除機(ウェットバキューム)です。
状況によっては「洗って吸う機械」(自動洗浄機)でも対応できる想定で準備しました。
パッドは赤か青を想定し、汚れの強さで使い分けました。
医療施設なので、においが強く残らない洗浄剤を選び、濃度を守って使うことも事前に決めています。
作業手順と時間配分
作業は18:30開始で、まずイスやラックなど軽い物をまとめて移動し、通路を作るところから入りました。
次に床のゴミを取り除き、洗剤を薄めて塗り、機械で洗い、汚水を吸い、最後に水拭きと乾拭きで仕上げる流れです。
洗浄のポイントは、汚水の回収と水拭きをケチらないことです。
洗浄後に2回以上水拭きをして、汚水や洗剤分を取り切り、十分に乾燥させる作業が示されています。
この一手間を飛ばすと、床がベタついて滑りやすくなり、見た目もすぐくすむので、私たちはここに時間を使います。
想定外だったのは、人がよく通る場所に皮脂汚れが思った以上に溜まっていたことです。
ここは同じ場所を何度も削るのではなく、洗浄剤をムラなく当て直し、パッドの当て方と回収回数を増やして“均一に戻す”方向で調整しました。
結果とお客様の反応
作業後、床全体の色のムラが減り、くすみが軽くなって、院内が明るく見える状態になりました。
ワックスのような強いテカりはありませんが、自然で清潔に見える仕上がりです。
お客様からは「洗浄だけでここまで変わると思わなかった」「ワックスを無理に勧められなかったのが安心だった」と言っていただけました。
私自身も、初回から作業を増やさず、まず洗浄で“正しいスタート地点”を作れたのが良かったと感じています。
メンテナンス提案とまとめ
今後の提案としては、まずは今回の洗浄結果を基準にして、どのくらいの速さで汚れが戻るかを一緒に見ていくことをおすすめしました。
床や壁は基本は水拭きで、手がよく触れる場所は状況に応じて消毒、という考え方も示されているため、院内のルールと合わせて無理のない運用に落とすのが現実的です。
その結果わかったことは、医療施設では「やることを増やす」より「安全で、においが残らず、乾いた状態で渡す」ことが信頼につながるという点です。
学べたことは、ワックスのような追加作業は最初から決めず、テスト洗浄で見える化してから段階的に判断するほうが、お客様も納得しやすく失敗が少ないということでした。