香川県・住宅型老人ホームでの天井カセットエアコン清掃(カビ臭対策)
香川県内の住宅型老人ホームにて、天井カセット型エアコンの分解洗浄を実施しました。
今回は1F相談室に設置された天カセエアコンからカビ臭がするとのご相談を受けた対応です。
この記事では、清掃に至った背景と、分解洗浄によるカビ臭の除去作業の手順・現場での工夫点などを、実際の現場目線で詳しくお伝えします。
高齢者施設における空調衛生管理の品質向上を検討中のご担当者様にとって、参考になる施工事例です。
作業前の現場確認と準備
作業当日は、13時に現地入りし、施設長様のご配慮で作業員への案内がスムーズに行われました。
洗い場とブレーカー位置は現地確認にて問題なしと判断。
なお、駐車場の用意がなかったため、近隣のコインパーキングを利用しました。
作業対象機種と症状
対象のエアコンは、細長い吹き出し口を持つ1方向天井ビルトイン型。
カビ臭がひどく、内部の熱交換器・ドレンパン・送風ファンなどに汚れが蓄積している可能性が高い状況でした。
フィルターは黒色で、長期間メンテナンスされていない印象がありました。
作業工程(おそうじ革命の業務用天カセ清掃に準拠)
まず作業前にエアコンの試運転・動作チェックを実施。
異常がないことを確認した上で、対象ブレーカーをOFFにし、安全確保後に作業開始しました。
床面には水色のブルーシートを養生し、万が一の汚水漏れにも備えました。
エアコンの外装カバー、フィルター、ドレンアップキット、フロート、基板ボックスなどを丁寧に取り外し、洗浄可能な部品は指定の洗い場へ。
室内機本体には透明洗浄カバーを設置し、洗浄水と洗剤がバケツに流れるようホースを配備。
熱交換器には専用洗剤を塗布後、高圧洗浄機で徹底的に洗浄を実施しました。
黒い汚水がバケツにしっかりと回収され、内部のカビ・埃の蓄積が想像以上だったことが確認されました。
洗浄後は、すべての部品を乾燥・復旧し、再度試運転・エラーチェックを実施。
最終的な仕上がり確認・写真撮影・後片付けを経て、作業完了となりました。
まとめ:作業の成果と学び
本作業では、カビ臭の原因となっていた天井カセットエアコンの内部汚れを除去し、空気環境を大幅に改善することができました。
高齢者施設では空調の衛生管理が入居者の健康に直結するため、定期的な分解洗浄の重要性を再認識しました。
また、事前の準備と現場での柔軟な対応が、スムーズな作業と仕上がりの質に直結することを改めて実感した現場でした。