介護施設でシンク下の水漏れ補修を行いました

2025/11/17

東京都の介護施設でシンク下の水漏れ補修を行いました

2025年9月、東京都内のある介護施設でシンク下の水漏れ補修作業を行いました。
現場では部材交換ではなく、排水管の継ぎ目をコーキング材で密封する補修方法を採用し、約1時間で漏水を止めました。
本記事では、そのプロ施工の手順や使用機材、作業時に工夫したポイントを現場目線で詳しく解説します。
介護施設の水漏れ修理でお困りの施設管理者の方にとって、参考になる実例となれば幸いです。

ご依頼の背景と現場状況

今回ご依頼いただいたのは、以前から定期的に設備メンテナンスをご依頼くださっている介護事業所様です。
シンク下の収納内で排水管の継ぎ目から水がポタポタと漏れていることにスタッフの方が気付き、早急な修理のご相談をいただきました。
調査したところ、シンク下排水トラップ部分のパッキンが劣化し、継ぎ目から漏水している状態でした。

提案内容と修理方針

お見積りの段階で、今回は排水管自体の交換ではなく、既存配管を活かした補修で対応可能と判断しました。
漏れが起きていたのは排水トラップの継ぎ目部分で、パイプ自体に大きな破損はなくシーリング補強で十分止水できると考えたためです。
もし部品交換となれば部材取り寄せや作業範囲が大きくなりますが、補修であれば即日中に処置が完了し、コスト面でもメリットがあります。
お客様にもその旨をご説明し、ご了承いただいた上で作業に取り掛かりました。

現場での作業手順

実際に現場で行った作業の流れをご紹介します。

  1. 現地に到着後、まずシンク下収納内の物品を一時移動して作業スペースを確保しました。そして、排水管の継ぎ目から水が滴っている漏水箇所を確認しました。
  2. 漏れ箇所を布で拭いて十分に乾燥させ、周辺にマスキングテープで養生を行いました。コーキング材が必要な部分以外につかないよう保護しました。
  3. シリコン系のコーキング材をコーキングガンにセットし、漏れている継ぎ目全体に丁寧に塗布しました。裏側にも行き渡るよう鏡で確認しながら施工しました。
  4. コーキング材塗布後、約1時間乾燥・硬化させました。その間はシンクを使用せず、しっかり固まるのを待ちました。
  5. 乾燥硬化後、試験的に水を流して漏れが完全に止まったことを確認しました。その後、マスキングテープを剥がし、作業完了となりました。

使用機材・材料

  • 防カビ性シリコンコーキング材(シーリング剤)
  • コーキングガン
  • マスキングテープ
  • 養生シート(ビニールシート)
  • 刷毛・ローラー(清掃や塗布用の予備道具)

施工時に工夫したポイント

コーキング作業では、材料が垂れて周囲を汚さないよう注意が必要です。
今回使用したシーリング材は流動性が高いため、一度に出し過ぎないよう少量ずつ充填しました。
養生はしていますが、万一垂れれば介護施設のシンク下収納を汚してしまう可能性があるため、緊張感を持って作業しました。

また、シンク下の配管継ぎ目は奥まった位置にあり、正面からは裏側が見えません。
そのため、手鏡を活用して背面の塗布状況を確認しながら施工しました。
鏡越しに角度を変えて観察し、死角がないようシーリング材を行き渡らせました。

まとめ

本記事では、東京都内の介護施設におけるシンク下水漏れ補修の工程を現場目線で詳しく解説しました。
介護施設の衛生管理や設備保全の観点から、小さな水漏れでも早期に対処することが重要です。
部材交換を行わず適切な補修を実施することで、短時間で問題を解決できる場合があると今回改めて実感しました。
施設管理者の方にとって、信頼できる業者による定期点検と迅速な修理対応は、安全で安心な環境を維持する上で不可欠と言えるでしょう。

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