東京都内で家庭用エアコンのパナソニック製エアコン「Eolia(エオリア)CS-285DFL-W」交換工事
「18℃に設定しても冷えが悪い」「風量が弱くムラが出る」「室外機の音がうるさい」――そんなご相談を受け、東京都内の住宅にて家庭用エアコンの交換工事を実施しました。
この記事では、長年使用した旧型エアコン(シャープ AY-M28SC-N)から最新モデル(パナソニック Eolia CS-285DFL-W)への交換手順や、現場での判断ポイント、使用機材と注意点などをプロの視点で詳しく解説します。
家庭用エアコンの効率化や静音化、経年劣化した機種からのリプレイスを検討されている方にとって、参考になる施工事例です。
施工はKireiOneの空調専門チームが担当。
現場責任者は家庭用ルームエアコン取付士資格を保有し、実際の使用年数・劣化状況・機種仕様を現場で確認したうえで交換判断を行いました。
長年使用されていたSHARP製 AY-M28SC-Nから、最新モデルのPanasonic「Eolia(CS-285DFL-W)」への入替。
今回は、在庫処分品を活用することができたので、市場価格の約40%オフという特価で、ご交換工事が可能でした。
旧エアコンの取り外し、処分、新エアコン購入、設置、試運転までをワンストップで完結しました。
施工概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業日 | 2025年10月16日(木) |
| 作業時間 | 15:30〜17:30(約2時間) |
| 作業人数 | 2名 |
| 施工場所 | 東京都23区 |
| 施工内容 | 古いエアコンの撤去・新品エアコンの取付・壁面清掃・真空引き・試運転 |
| 提供形態 | KireiOneで新エアコン仕入れ+設置工事一括対応 |
| 特記事項 | 運よく在庫処分品が活用でき、定価の40%ダウンで提供 |
仕様比較(旧機種・新機種)
| 項目 | 旧:SHARP AY-M28SC-N | 新:Panasonic CS-285DFL-W |
|---|---|---|
| 製造年 | 約2012年製 | 2025年製 |
| 定格電圧 | 100V | 100V |
| 周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz |
| 冷房能力 | 2.8kW | 2.8kW |
| 暖房能力(標準) | 4.0kW | 3.6kW |
| 暖房能力(低温) | 3.8kW | 3.4kW |
| 消費電力(冷房) | 800W | 770W |
| 消費電力(暖房) | 800〜870W | 870W(標準)/1.23kW(低温) |
| エネルギー効率(APF) | 4.91 | 5.6 |
| 室内機重量 | 10kg | 8.5kg |
| 製造メーカー | シャープ株式会社 | パナソニック株式会社(中国製) |
| 室外ユニット型番 | AU-M28SCY | RQ-UAシリーズ |
比較結果
新モデルでは冷暖房能力は同等ながら、消費電力が約4〜6%低減。
最新の熱交換技術により、冷房立ち上がり時間が30%短縮。
静音性も大幅に向上しました。
KireiOne技術担当コメント
「SHARP AY-M28SC-Nは、2012年製で日本冷凍空調工業会の自主基準検定にも適合した信頼性の高い機種でした。
当時主流だった冷媒R410A(地球温暖化係数GWP:2090)を採用し、高圧運転による冷暖房能力確保に優れていましたが、設計上の高耐圧要求が経年劣化の一因となりやすく、導入から10年以上が経過した本機体では、圧縮機の効率低下やファンモーターの摩耗、冷媒経路の内部抵抗上昇などが確認されていました。
一方、今回新たに導入したPanasonic CS-285DFL-Wは、冷媒に最新のR32(GWP:675)を採用。
これはR410Aの約1/3の環境負荷でありながら、蒸発潜熱や熱伝導率に優れた冷媒で、熱交換効率の向上と冷媒流量の最適化を実現しています。
両機を比較すると、同一容量帯ながら年間で140~180kWh程度の電力削減(約16%)が期待でき、金額換算で約4,000円前後の省エネ効果が見込まれます。
さらに、R32冷媒の単一成分性によりメンテナンス性も向上し、今後の冷媒補充や管理のしやすさも考慮された設計となっています。
今回のリプレイスにより、冷房性能の改善だけでなく、電力消費の抑制、環境配慮、安全性、将来的な保守性においても大きなアップグレードを実現できました。
作業工程
1.現場確認と養生準備
まず、旧SHARP AY-M28SC-Nの状態を確認。 見た目には動作しているものの、冷えが弱く・音が大きい。 さらに送風口周辺にカビ汚れがあり、配管カバー付近の結露跡も確認しました。 床・壁の保護のために全面養生を実施し、作業スペースを安全・清潔に確保します。
技術担当コメント:「エアコン工事って、実は“撤去よりも準備”が大事なんです。 とくに養生は最初の一手。ここをしっかり丁寧にやっておけば、床や壁を傷つける心配もないし、作業中のトラブルも起きません。最初の5分で、その日の仕上がりが決まるんです!」
2.撤去作業(旧機種の取り外し)
古いエアコンの配管まわりでは、冷媒管・ドレンホース・電源ケーブルをまとめた部分が、長年の少量の結露の影響でカビて黒ずみ、 外側の白い保護テープは経年劣化で破れてボロボロになってました。(画像2)(画像4) 外壁貫通部は金属カバーがサビており、断熱効果が失われていました。(画像3) 劣化したパテを専用工具で丁寧に除去し、次の新設に備えます。(画像10) 古い室内機を外すと、背面の壁(クロス)がホコリと黒ずみで変色していたので、マイクロファイバータオルと専用洗剤で徹底清掃し、新しい取付板の密着性を高めます。
技術担当コメント:「水平精度や耐久性を上げるために、壁の下地をキレイにしてから取付けました!」
3.新機器準備・確認
新品のPanasonic Eolia CS-285DFL-Wを開封し、背面の配管経路・ドレン位置を確認。(画像9) 機種ごとに背板寸法が異なるため、壁穴の位置と勾配を正確に測定。 排水角度(5°)を確保し、冷媒流れの最短ルートを検討します。(画像11)
4.背板固定・配管準備
新しい取付板を水平器で1mm単位で調整しながら固定。(画像13)
ビスは既存穴を避けることで、壁の強度を確保します。
外壁側では、新しい冷媒管・ドレンホース・電源線を断熱材(配管化粧テープ)でまとめ直し、外気温差による結露を防止。(画像14)
室内では、銅管をフレアツールで均一な拡管加工を行い、トルクレンチでメーカー推奨値(4.2N・m)にて締結。(画像15)
技術担当コメント:「このフレア加工とトルク管理は、冷媒漏れを防ぐための命綱みたいなものです。
ここを雑にやると、数年後にガス漏れや冷えの悪化が起きる原因になります。だからこそ、毎回、寸分のズレもなく丁寧に仕上げるのがプロの責任なんです!」
5.室内機の設置・仕上げ
室内機を背板に正確に掛け、水平を再チェック。(画像16)
冷媒管とドレンホースは自然な曲線で処理し、美観と効率を両立。ここがプロとしての腕の見せどころです!(画像17)(画像21)
外装パネルとフィルターを取り付け、外観を整えます。(画像18)(画像19)
6.室外機の設置・真空引き
古い室外機を撤去し、新しい室外機を水平設置。(画像20)(画像29)
冷媒管接続後、真空ポンプで15分間真空引きを行い、内部の空気・水分を完全除去。
冷媒ガスの流路を最適化します。
外壁貫通部は新しいエアコン専用パテで気密処理。(画像27)
配管は耐候性白テープ(配管用化粧テープ)で美しく仕上げ、紫外線・雨水劣化を防止。(画像28)
技術担当コメント:「真空引きの際は、ゲージを見ながら-0.1MPaをきっちり維持しているかをチェックします。今回は15分間の真空保持でも一切の圧力戻りがなく、内部に湿気や空気が一切残っていない理想的な真空状態を確認できました。
ここを丁寧に仕上げるかどうかで、配管内のトラブルリスクが大きく変わるんです。」
7.試運転・最終チェック
施工後、壁面や床を清掃。
リモコンの液晶表示・通信をチェック。(画像23)
冷房・暖房運転を確認し、吹き出し温度・風速・排水状況を測定。(画像24)
室内貫通部も新しいパテで密閉し、美観性と気密性を両立。(画像26)
新しいEoliaは静音性38dB以下と非常に静かで、 旧機種比で約6dBの騒音低減を実現。(画像25)
施工後の改善効果
- 冷房立ち上がり時間:30%短縮
- 騒音レベル:6dB低下(旧比)
- 年間電気代:約6〜8%削減見込み
- 壁面の美観:施工前よりクリーンに回復
施工後は「部屋全体が早く冷えるようになった」「見た目も新品同様で気持ちがいい!」「ホワイトを選んでよかたった!」といったお客様のご感想をいただきました。
本記事では東京都の住宅における家庭用エアコン交換工事の工程とポイントを現場目線で詳細に解説しました。古いエアコンを最新モデルに更新することで、冷暖房性能の向上や省エネ・静音性の改善など、多くのメリットが得られます。家庭やオフィスの空調設備も、定期的な点検と適切なタイミングでの更新が重要であり、プロによる確実な施工で安全性と性能を両立させることができます。
まとめ|KireiOneの強み
KireiOneでは、家庭用・法人用問わず、
エアコンの購入から設置・保証までを一気通貫で対応します。
- 対応スピード:即日〜翌日施工
- 技術力:冷媒処理・真空引き・トルク管理を徹底
- アフター保証:施工不具合ゼロ保証+再訪点検サポート
- 販売会社連携可:量販店・卸業者からの設置委託にも対応
KireiOneの使用機器はすべてメーカー正規ルート品。
施工後はメーカー保証があるので安心です。
パナソニック製品は「日本冷凍空調工業会」自主基準適合マーク(J⧸E⧸T認証)を取得しており、
安全性・信頼性ともに業界標準を満たしています。
エアコンの買い替え・交換設置はKireiOneへ
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そんな時は、エアコンまるごと、すべてKireiOneにお任せください。
Kirei Oneは、エアコンの設置、交換、ガス補充、修理、移動、クリーニングなど、全て対応します!