フリースクールにて小便器排水トラップ交換工事を実施しました

2025/10/17

東京都内のフリースクールにて小便器排水トラップ交換工事を実施しました

この記事では、東京都にあるフリースクールにて実施した男性用トイレの排水目皿およびボトルトラップ交換作業の詳細を、現場の判断や使用部材の特徴を交えながら解説します。
既存の劣化パーツによる水漏れを改善し、機能性と衛生面を回復させた施工内容は、教育施設やリニューアル工事の現場にも役立つ実例です。

作業内容

  • 実施日:2025年9月
  • 作業時間:9:00~11:00
  • 作業場所:東京都内・フリースクール(男子トイレ)
  • 作業内容:小便器2台分の排水目皿・ボトルトラップ交換

ご依頼背景とお客様のご希望

クライアント様より、「校舎全体のリニューアルにあわせて、古くなった小便器の排水パーツを交換したい」とのご依頼をいただきました。
現場は男子トイレ2台分で、いずれも長年の使用により排水系統から水漏れが発生していました。
特に「なるべく費用を抑えたい」との要望があり、既製品の調達や施工工数を含めた費用対効果のバランスを重視する必要がありました。

現場の判断と提案内容

対象の小便器は海外メーカー製で、日本国内流通の標準部材とは口径やネジピッチが微妙に異なっていました。
そのため、市販品での代替は難しいと判断。
輸入元から取り寄せた専用の補修部材を使用し、メーカー仕様に準拠した形での交換を提案しました。

納期や部材コストは若干かかるものの、合わない部材で無理に接続して再度水漏れが起きるリスクを回避するためにも、正規部材の使用が最善と判断しました。

施工内容の詳細

まず既存のボトルトラップを慎重に取り外しましたが、内部は長年の尿石や錆でかなり劣化が進んでおり、排水口先端部分が茶色く変色していました。
水漏れの原因と見られる腐食も確認され、バケツで一時対応されていたことから、早期の交換が必要な状態でした。

交換部材は以下の通りです:

  • 排水目皿:チャック付きポリ袋にて個別包装
  • ボトルトラップ(銀色):白い箱に収納された新品パーツ

部材確認後、2台分とも正確に設置し、接続部のトルク管理にも注意しながら締結。
最後に通水テストを行い、いずれの機器からも水漏れがないことを確認しました。
トイレ床面も軽く清掃を行い、作業完了となりました。

現場からの所感

今回のように海外メーカー製の設備が入っている現場では、「合いそうな部材をなんとなく使う」では済まないケースが多くあります。
寸法のわずかな違いが水漏れや臭気漏れを引き起こし、逆にコスト増になることも。
経験上、多少コストがかかっても専用品でしっかり収めた方が、長期的に見て安心感が違います。

まとめ:今回の学びと提案

本記事では、東京都内のフリースクールにおける小便器排水系統の交換事例を紹介しました。
水漏れや腐食の進んだパーツを的確に見極め、仕様に合った部材で確実に対応することで、機能と清潔感の両立が実現できました。

設備更新の際には、見えない排水部分こそプロの目線と施工が重要だと改めて実感した現場です。
教育施設や多くの人が利用するトイレでは、トラブルが起こる前の交換・点検をおすすめします。

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