東京都の老舗楽器店本社ビルの床清掃と階段ワックス清掃作業報告
千葉県内にある老舗楽器専門店の本社ビルにて、共用部の床清掃および階段のワックス清掃を実施しました。
この記事では、本社ビルの床面を美しく維持するためのプロ清掃手順や使用機材、さらにワックス仕上げのコツなどを現場目線で詳しく解説します。
オフィスビルや商業施設の施設管理者の方で、日々の清掃品質向上や効率化に関心がある方にとって、参考になる施工事例です。
現場概要と事前準備
今回施工を行ったのは、老舗楽器店の本社ビルの共用部です。
建物は4階建てで、1Fエントランスから4Fまでの階段および各階の廊下部分が対象でした。
床材はプラスチック系のPタイルで、色は白に近い薄いグレーです。
日頃からスタッフの往来が多いため黒い靴のヒールマーク(擦れ汚れ)が目立っており、光沢も失われていました。
当日はビル自体は休館日でしたが、2階のオフィスには10時頃から社員の方が出勤される予定だったため、私たちは2Fフロアの清掃を朝9時から先行して開始しました。
作業開始前にビル管理ご担当者様と打ち合わせを行い、社員の方々にお声がけしながら進める旨を確認しました。
また、梅雨明け直後の蒸し暑い日だったため、スタッフ間で水分補給と休憩を適宜取るよう共有し、安全第一で作業に臨みました。
清掃手順と作業の工夫
まず最初に各階の廊下と階段の大まかなホコリやゴミを取り除きました。
エントランスや廊下には細かな埃が積もりがちなので、業務用掃除機やモップで丁寧にほこりを回収しました。
特に階段の隅や手すり付近は埃が溜まりやすいため、ハンディなブラシも併用して念入りに清掃しました。
次に、床面の頑固な汚れに対して中性洗剤を薄めた洗浄液を用いモップ掛けを行いました。
楽器店 本社 階段清掃ならではの注意点として、階段は滑りやすくならないよう水量を調整しつつ拭き上げました。
屋内階段は黄ぞうきん(使い慣れたウエス)で水拭きを行い、踏み面一段一段の汚れをしっかり拭き取っていきました。
このとき布が茶色く汚れるほど埃や汚れが蓄積しており、清掃のしがいがありました。
廊下部分ではポリッシャー(床磨き機)を使えるスペースがあったため、床用パッドでヒールマークを含む黒ずみを丁寧に研磨除去しました。
ポリッシャー使用が難しい細かな箇所や階段部分については、メラミンスポンジや手作業で汚れを落としました。
こうしたプロの床清掃の工夫により、洗浄後には床表面の黒いシミや擦り跡がほとんど消え、全体が均一な清潔さになりました。
ワックス仕上げと清掃後の変化
洗浄作業が完了し床面が十分に乾いた後、仕上げに床用ワックスを施工しました。
今回は既存のワックス層が極端に劣化していなかったため、剥離作業は行わず、クリーニング後の床にそのままワックスがけを実施しました。
エントランスから各階の廊下、階段の踏み面に至るまで、ムラが出ないよう均一にワックスを塗布しました。
特に階段は人の上り下りでワックスが剥げやすい箇所なので、ハケとモップを使い分け隅々まで丁寧に塗り込みました。
ワックス塗布後は十分な乾燥時間を確保し、乾燥中は立ち入り禁止の表示を出して安全を確保しました。
仕上がりを確認すると、床も階段も見違えるほどつややかでピカピカになりました。
ワックスの光沢で共用部の通路全体が明るくなり、施設の印象も向上したように感じました。
実際に現場を見たビル管理者様からも「床が明るくなり清潔感が増しました」とお喜びの声をいただきました。
頑固なヒールマークがなくなり、歩行時の足音も軽やかに感じられる仕上がりで、清掃を担当した私たちも達成感を覚えました。
まとめと所感
本記事では、老舗楽器店本社ビルの床清掃および階段清掃(ワックス仕上げ)の工程とポイントを、現場の視点から詳しく解説しました。
オフィスビルの共用部床は人の出入りが多く汚れやすいですが、プロによる定期的な清掃とワックスメンテナンスで美観と衛生を両立できます。
今回の施工を通じて、適切な段取りと社員の方々とのコミュニケーションが円滑な清掃作業につながることを改めて実感しました。
また、床材の特性に合わせた洗浄方法とワックス選定の重要性も学べ、現場での経験値がさらに蓄積されたと感じています。
定期的な清掃により施設全体の印象も向上し、結果的に来訪者や従業員の満足度向上につながるでしょう。
清掃のプロとして、今後も一つひとつの現場でベストな方法を追求し、施設管理者様のお役に立てるサービスを提供していきたいと思います。