神棚を自宅に設けたいと考えたとき、多くの方が「どこに設置すれば良いのだろうか」という疑問に直面します。
神棚の正しい設置場所や方角とは何か、その理由や背景にある考え方まで深く知りたいと思っているのではないでしょうか。
また、設置することでどのような効果や必要性があるのか、具体的な祀り方の内容や方法についても気になるところです。
特に、現代の住宅事情では、高さ・間取り別の最適なレイアウト例が分からず、設置をためらってしまうケースも少なくありません。もし誤った場所に設置してしまった場合、神様に対して失礼にあたらないかという不安もあるでしょう。
最終的に、プロによる作業や専門業者への依頼も視野に入れるべきか、判断に迷うこともあるかと存じます。
この記事では、そうした皆様の疑問や不安を解消するため、神棚を設置する上で知っておくべき知識を、専門的な情報源を基に、深く掘り下げて解説します。
この記事を読んで分かる4つのポイント
- 神棚を設置する基本的なルールとスピリチュアルな意味
- ご家庭の間取りに合わせた具体的な設置場所の例
- 自分で設置する場合と専門業者に依頼する場合の違い
- 神棚を祀ることで得られる心の安らぎと生活への好影響
- そもそも神棚の正しい設置場所・方角とは?
- 神棚を設置する理由と根本的な必要性
- 神棚を祀ることで得られる効果とメリット
- 祀る内容と具体的な方法について
- 神棚を設置しないとどうなるのか
- 高さ・間取り別の最適なレイアウト例
- 自分で設置する場合の費用について
- プロによる作業と専門業者への依頼
神棚の正しい設置場所と方角に関する基礎知識と設置例
そもそも神棚の正しい設置場所・方角とは?
神棚の設置場所と方角には、古くからの慣習に基づいた基本的な考え方が存在します。これは、神様を敬い、心地よくお過ごしいただくための配慮の表れです。
まず結論から申し上げますと、神棚は「南向き」または「東向き」に設置するのが最も良いとされています。この考え方は、全国約8万社の神社を包括する神社本庁も推奨しているものです。
その理由として、東は一日の始まりである太陽が昇る方角で生命力や発展を象徴し、南は太陽が最も高く昇り一日の中で最も光が満ち溢れる方角であることが挙げられます。
古来、日本の住居が南向きに建てられることが多かったのも、太陽の恩恵を最大限に受けるためであり、その思想が神様をお祀りする場所にも反映されているのです。
太陽の光がよく当たる明るい方角に神棚を設けることで、神様の力を最大限にいただき、家庭に明るい運気を呼び込むという意味合いが込められています。
また、場所選びにもいくつかの重要な決まり事があります。基本的には、家族が日常的に集まり、お参りしやすい清浄な場所、具体的にはリビングや居間などが適しています。
神様は不浄を嫌うとされるため、清潔さが保たれていることが大前提となります。そして、神様を見下ろすことのないよう、大人の目線よりも高い位置に設置することが求められます。これらの基本原則は、神様への敬意を示すための大切な作法なのです。
神棚を設置する理由と根本的な必要性
なぜ家庭に神棚を設置するのでしょうか。その理由は、日本の文化や精神性に深く根差しています。
神棚は、家庭内における小さな神社のような存在であり、神様が宿る「依り代(よりしろ)」としての役割を果たします。日々の感謝を神様に伝え、家族の安全や幸せを祈願するための神聖な場所なのです。
この習慣は、特に江戸時代に伊勢信仰の広まりとともに庶民の間で定着したと言われています。日本には古くから、自然のあらゆるものに神が宿るとされる八百万の神(やおよろずのかみ)を信仰する文化があります。
伊勢神宮に祀られている天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめ、地域の氏神様(うじがみさま)など、私たちは多くの神様に見守られて生活していると考えられてきました。
神棚を設けることは、こうした神様とのつながりを日常の中で意識し、敬意と感謝の心を持ち続けるための具体的な方法と言えます。
さらに、地域の氏神様をお祀りすることは、その土地とのつながりを深め、地域社会の一員であるという意識を育むことにも繋がります。
古くから日本人は、土地の神様に挨拶し、見守っていただくことで、その場所での暮らしの安寧を得てきました。現代社会において、その必要性は薄れているように感じられるかもしれません。
しかし、ある神社の神職は次のように語ります。「目まぐるしく変化する社会の中で、心の拠り所を持つことは、精神的な安定や豊かさにつながります。神棚に手を合わせる時間は、自分自身と向き合い、心を落ち着ける貴重な機会にもなり得ます」。
家族の繁栄や安全を願うという純粋な祈りの場として、神棚は現代の家庭においても重要な役割を担っているのです。
神棚を祀ることで得られる効果とメリット
神棚を家庭に祀ることによって、多くの精神的な効果やメリットが期待できます。最も大きなものとしては、心の平穏と安らぎが得られることでしょう。
日々の暮らしの中で神様の存在を身近に感じることで、見守られているという安心感が生まれ、精神的な支えとなります。
この日々の祈りの習慣は、一種の瞑想にも似た効果をもたらし、ストレスの多い現代生活において心を整える助けにもなります。
また、神棚を通じて家族の絆が深まるという側面もあります。家族全員で神棚に手を合わせ、家内安全や無病親災を祈る習慣は、家族の共通の想いを育み、一体感を強めるきっかけになります。
特に、お子さんがいるご家庭では、日本の伝統文化や感謝の心を教える良い機会にもなるでしょう。毎朝、お供え物を取り替えるといった作法を通じて、規律や物を大切にする心、そして目に見えない存在への畏敬の念が自然と育まれます。
事業を営んでいる場合には、商売繁盛や事業の成功を祈願する場としても機能します。実際に、企業の約7割が事務所や会社に神棚を設置しているという調査結果もあります。従業員の士気を高め、一致団結して仕事に取り組むための精神的な中心となり得るのです。
ただし、注意点も存在します。神棚は一度設置したら終わりではなく、日々の丁寧なお世話が不可欠です。
お供え物の交換や清掃を怠ると、かえって神様に対して失礼にあたってしまいます。神棚を祀るということは、その責任も引き受けるということ。この点を理解した上で設置することが大切です。
神棚を設置しないとどうなるのか
神棚を設置しないからといって、何か悪いことが起きたり、罰が当たったりするわけではありません。神棚の設置は義務ではなく、あくまでも個人の信仰や意思に基づくものです。そのため、設置していないことに罪悪感を抱く必要は全くありません。
しかし、前述の通り、神棚を祀ることには多くの精神的なメリットがあります。設置しないということは、そうした恩恵を受ける機会を逸していると考えることもできるでしょう。
神様とのつながりを日常的に感じる機会や、家族の平穏を祈る精神的な拠り所が一つ少なくなる、と捉えるのが適切かもしれません。神社への参拝ももちろん大切ですが、神棚はより個人的で、日々の生活に密着した祈りの場を提供してくれます。
一方で、注意すべき点もあります。ある神職は、「中途半端な気持ちで設置したり、設置後に手入れを怠ったりするくらいなら、むしろ設置しない方が良いかもしれません」と指摘します。
もし神棚を設けるのであれば、日々の感謝を込めて丁寧にお世話を続ける覚悟が求められます。
また、誤った場所や方法で設置してしまうと、知らず知らずのうちに神様に対して失礼な行いをしてしまう可能性も否定できません。こうした事態を避けるためにも、設置を検討する際には正しい知識を身につけるか、専門家のアドバイスを求めることが賢明です。
祀る内容と具体的な方法について
神棚には、何をどのようにお祀りすればよいのでしょうか。中心となるのは、神社から授与された「神札(おふだ)」です。神札には種類があり、祀り方にも順序があります。
【お祀りする神札の種類と並べ方】
一般的に、神棚には三種類の神札をお祀りします。
- 神宮大麻(じんぐうたいま)
日本の総氏神様である天照大御神のお札で、伊勢神宮から全国の神社を通じて頒布されます。これは日本の家庭と国家の安泰を祈る中心的なお札です。これを中央に祀ります。
- 氏神神札(うじがみじんじゃ)
皆様がお住まいの地域を守ってくださる氏神様の神札です。この神様は、その土地に住む人々を古くから見守ってきた存在であり、最も身近な神様と言えます。中央の神宮大麻の向かって右側に祀ります。
- 崇敬神札(すうけいじんじゃ)
個人的に信仰している神社の神札です。例えば、安産祈願や学業成就、商売繁盛など、特定の願い事でお参りした神社のものがこれにあたります。向かって左側に祀ります。
神棚のお宮(おみや)が「一社造り」と呼ばれる扉が一つのタイプの場合は、一番手前に神宮大麻、次に氏神神札、一番奥に崇敬神札を重ねてお祀りします。
【お供え物(神饌:しんせん)】
神様へのお供え物として、基本となるのが「米・塩・水」です。これらは生命維持に欠かせないものであり、神様への感謝の気持ちを表します。これらは毎日新しいものに取り替えるのが理想です。
また、榊(さかき)は、神様が宿る木とされ、神聖な領域との境界を示す役割があります。毎月1日と15日に新しいものに交換するのが慣わしです。特別な日やお祝い事の際には、これに加えてお酒(日本酒)や、旬の初物などもお供えします。
お供えには、「神具(しんぐ)」と呼ばれる専用の器を用います。
- 水玉(みずたま)
水を入れる器
- 皿(かわらけ)
米と塩を盛る器
- 瓶子(へいし)
お酒を入れる徳利
- 榊立て(さかきたて)
榊を立てる器
これらの神具を、「三方(さんぽう)」や「折敷(おしき)」という台の上に設置します。お供えした米や塩、お酒などは「お下がり」として、神様の力が宿った縁起の良いものと考えられています。
これらは捨てずに、ご家庭の食事に用いることで、神様からのご利益をいただくことができるとされています。ただし、衛生面には十分に注意し、長時間お供えしたものは避けるようにしましょう。神様への感謝を込めて、ありがたくいただくことが大切です。
【拝礼の方法】
お参りの作法は、神社での参拝と同様に「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)」が基本です。まず神棚に向かって2回深くお辞儀をし、次に2回拍手を打ち、最後に1回深くお辞儀をします。この一連の動作を、日々の感謝や祈りを込めて丁寧に行います。
熟練の職人による最高級の仕事
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神棚の正しい設置場所と方角の実践ガイドと設置例
高さ・間取り別の最適なレイアウト例
神棚を設置する際の基本的なルールを理解した上で、次はご家庭の状況に合わせた具体的なレイアウトを考えていきましょう。現代の住宅は様々ですので、間取りに応じた最適な場所を見つけることが大切です。
【高さに関する基本ルール】
まず、設置する高さですが、大人の目線よりも上、理想的には鴨居(かもい)や長押(なげし)といった場所が適しています。これは、神様を見下ろすことのないようにという敬意の表れです。手を合わせる際に、少し見上げるくらいの高さがちょうど良いでしょう。
【リビング・居間の場合】
家族が最も多くの時間を過ごすリビングや居間は、神棚を設置する場所として最も推奨されます。家族が集まる明るい場所にお祀りすることで、家全体が神様のご加護を受けやすくなると考えられています。
設置する際は、部屋の隅の暗い場所ではなく、家族の視線が自然と集まるような、清々しい場所を選びましょう。
【ワンルーム・マンションの場合】
ワンルームやマンションなど、設置スペースが限られている場合でも、工夫次第で立派な神棚を設けることは可能です。壁に取り付けられる奥行き15cm程度のコンパクトな棚板や、現代のインテリアにも調和するモダンなデザインの神棚も市販されています。
この場合も、南向きまたは東向きの壁面を選びましょう。寝室を兼ねる場合は、就寝時に足が神棚へ向かないようにベッドの配置に注意が必要です。
【事務所・オフィスの場合】
会社や事務所に神棚を設置する場合は、事業の発展と従業員の安全を祈願する重要な意味を持ちます。設置場所としては、執務スペースの中心的な場所や、部屋全体を見渡せるような壁面が適しています。
役員室に設置されることも多いですが、全従業員がお参りしやすいように、開かれた場所に設けるのが理想的です。人の出入りが激しい入口の真上や、給湯室などの水回り近くは避けるべきです。
毎日の清掃やお供えは、当番制にするなどルールを決め、会社全体で敬意を払う姿勢を示すことが、社内の結束力を高めることにも繋がります。
【避けるべき場所のまとめ】
どのような間取りであっても、以下のような場所は避けるべきです。
- 人が下を頻繁に通る場所(ドアの上、廊下など)
- 神棚の上が二階の通路やトイレになっている場所
- 不浄な場所(トイレ、洗面所、キッチン)の隣や向かい側
- 騒がしい場所や落ち着かない場所(テレビやスピーカーの上など)
- 寝室(やむを得ない場合を除く)
もし、どうしても二階建ての一階に設置するしかなく、上が部屋になっている場合は、神棚の真上の天井に「雲」または「天」と書いた紙や木彫りの文字を貼り付けます。これは「これより上には何もありません。神様の上には天しかありません」ということを神様にお伝えする、一種の作法です。
自分で設置する場合の費用について
神棚の設置を専門業者に依頼せず、自分で行うことももちろん可能です。その場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。費用は、どのような神棚を選ぶかによって大きく変動しますが、ここでは一般的な目安について解説します。
【神棚本体と神具の費用】
神棚専門店などの価格を参考にすると、自分で設置する場合の初期費用は、比較的シンプルな構成であれば、おおよそ15,000円からが一つの目安です。
内訳の例は以下の通りです。
- 棚板
5,000円から
- お宮(三社造り)
7,000円から
- 神具セット
3,000円から
お宮の材質には、伊勢神宮にも使われる木曽檜(きそひのき)のような高級なものから、比較的安価なものまで様々です。材質によって価格は大きく変わりますが、大切なのは心を込めて選ぶことです。
これらに加えて、神社でいただく神札の初穂料(はつほりょう)が数千円必要になります。もちろん、材質やデザインにこだわれば、費用はそれに応じて高くなります。
自分で設置する最大のメリットは費用を抑えられる点ですが、デメリットとして、壁の材質に適した取り付け方法を自分で判断しなければならないことや、水平に美しく設置するための技術が求められる点が挙げられます。
プロによる作業と専門業者への依頼
神棚の設置は、単なる棚の取り付け作業とは少し意味合いが異なります。神様をお迎えするための神聖な準備であり、作法や知識が求められるため、専門の業者に依頼するという選択肢は非常に有効です。
【専門業者に依頼するメリット】
長年、神棚の設置に携わってきた専門家は次のように語ります。
「プロに依頼する最大のメリットは、その安心感にあります。私たちは宗教学的な知識と建築的な知識の両方から、そのお宅にとって最善の場所をご提案します。壁の内部構造を正確に把握し、安全かつ美しく設置することはもちろん、お客様の心の拠り所となる神聖な空間を創り上げるお手伝いをさせていただいています。」
具体的なメリットは以下の通りです。
- 正しい知識に基づいた設置
ご家庭の間取りを拝見した上で、最も適切な場所を提案してくれます。
- 安全で美しい仕上がり
壁の内部構造を把握し、安全かつ確実に取り付け作業を行ってくれます。
- 手間と時間の節約
神棚選びの相談から設置までを一貫して任せられるため、手間がかかりません。
【業者選びのポイント】
専門業者に依頼する際は、サービス内容や費用を比較検討することが大切です。その際には、これまでの施工実績を確認したり、担当者の知識や人柄が信頼できるかどうかを見極めたりすることが鍵となります。
見積もりの内訳が明確で、こちらの質問に対して丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。専門業者によっては、設置日を大安などの吉日に合わせる提案をしてくれる場合もあります。
具体的には、「壁の内部構造(下地)を探して、確実に固定してもらえますか」「神棚や神具の選定から相談に乗ってもらえますか」「費用には何が含まれていますか」といった点を事前に確認すると良いでしょう。
また、万が一の際の保証やアフターフォローの有無も確認しておくと、より安心して任せることができます。
神棚の正しい設置場所と方角|高さ・間取り別のレイアウト例の総括
神棚を効果的に設置したい方にとって、プロの業者に依頼して、専門的なサービスを受けることは検討すべき内容です。
実際に利用されるお客様の視点から考えると、神棚がしっかりと設置され、安心感が上がる利点は大きいです。
また、神棚の取り付け工事を丁寧に行うことによって、お住まいになる方の満足感にも繋がります。
実際に家内安全や幸運を祈願される方にとって、神棚の存在がいかに効果的か、お分かりになったと思われます。
この記事で解説した、神棚の設置に関する重要なポイントを以下にまとめます。
- 神棚は家庭内における小さな神社である
- 設置の基本は家族が集まる清浄な場所を選ぶこと
- 神様を見下ろさないよう目線より高い位置に設置する
- 方角は太陽の光が差す「南向き」または「東向き」が最良(神社本庁推奨)
- 神棚を祀ることで心の平穏や家族の絆が深まる
- 中心にお祀りするのは伊勢神宮の「神宮大麻」
- 次に地域の「氏神神札」、個人の「崇敬神札」を祀る
- 日々のお供えは米・塩・水が基本
- 榊は毎月1日と15日に交換するのが慣わし
- お参りの作法は「二拝二拍手一拝」
- 設置しないこと自体が悪いわけではない
- 誤った設置は神様へ失礼にあたる可能性がある
- 二階建ての一階に設置する際は天井に「雲」の文字を貼る
- 自分で設置する場合の費用は最低でも15,000円からが目安
- 専門業者への依頼は知識・安全・仕上がりの面で安心できる
- 業者選びは実績や見積もりの明確さを確認
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「Kirei One」では、上に紹介した神棚の設置・取り付けをはじめ、住宅リフォーム・リペアに関する作業を全都道府県で行っています。
常に適正なお見積もりを心掛けていますので、神棚の設置・取り付けを希望される方や依頼を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。